結露と換気について

結露と換気について

結露と換気について

一般住宅は計画的な換気で屋内にこもった空気を排出し、外気を取り込む事が必要です。
しかし建物内にすき間風や室内対流が発生すると、冷たい場所や金属製品、ガラス、樹脂・金属製窓枠などに湿度を含む大量の空気が接触した結果、温度差によって結露が発生します。
暖かい部屋に氷の入ったグラスを置いた状態です。
例えば簡易セントラル(ツインバーナー石油ストーブ)で居間にストーブを設置し、他に数箇所パネルヒーターを設置する場合や、窓が一室に二箇所なのにパネルヒーターが一台しか設置されていない場合などは、いずれも換気の問題ではなく、温度差によって結露が発生する可能性があります。
窓下にパネルヒーターが設置されていたとしても、温度設定が通常使用している部屋(居間等)のみ高くして使用していない部屋は最低にしているような場合も、部屋間の温度差によって冷たい場所に結露が発生します。この場合、見えない所で壁内結露をしている場合があります。
また、過剰に大きなパネルヒーターが設置されている場合もガラス面の結露が発生する場合があります。パネルヒーターの放熱量が多いので窓からの冷気流(コールドドラフト)を防ぐための温度を維持する前に、部屋の温度が上がってサーモバルブが働くため温水の循環が停止されてしまうからです。