換 気

換 気

換 気

近年の建築技術で高気密が一般化され、換気も建築基準法で24時間換気が義務化されました。
一般的な考えは、換気による熱損失を熱交換換気又は熱回収ヒートポンプ等によって機器を用いてエネルギー回収する方法です。
しかし空気(気体)からのエネルギー回収は、多量の空気を接触移動させる事が必要でエネルギーロスも大きい。

隙間だらけの家は換気の必要が無いどころか、通風になります。
一旦風が吹くと、入れ替えが必要な滞留した空気は入れ替わらないのに必要無いところにまで外の風が吹き込みます。
コントロール不能です。

気密化ができた家は「知恵」を使うと煙突のドラフトのように自然物理的に換気が可能になります。
ただし自然界のあらゆる状況変化に対応するのは難しい。

そこで考え方の基本として、まず自然の物理現象を最大生かした方法を用いる。
そして、自然の力で足りない分を機械が補う方法を選択します。そうすると能力の小さな機械と少ないエネルギーで十分となり、メンテナンスが少なくて済み、長期間トラブルも無い。 仮に電気が来なくとも、おおむね換気機能が自然の力で機能するのです。

このような事を考えて作られた家や、自然の力を生かした改修をすることであなたの悩みは解消されるかもしれません。